1995年、世界初の量産ハイブリッドカーとして自動車業界を震撼させた「プリウス」。プリウスコンセプトが市場に頭角を現して以来、走行性能、安全性能ともにアップデートされつつあり、初代プリウス、2代目プリウス、3代目プリウス、さらには最新版の4代目プリウスも登場しました。
こちらでは、初代から最新版までのプリウスの情報をお届けします。性能、価値観ともにアップグレードしたプリウスをご堪能ください。
初代プリウス(NHW10/11)
現代に比べると環境意識がそれほど高くなかった20世紀末、「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーにより売り出された初代プリウス。1997発売と同時に、環境志向の米国で一目置く存在となり、人気に火が付きました。
販売価格は215万円程度と、同時期に販売されていた同水準のカローラ「1.5SEサルーン」に比べると若干高めですが、画期的な低燃費と排出ガスのクリーン化がセールスポイントでした。
2代目プリウス(NHW20)
2003年にフルモデルチェンジしたモデルです。初代プリウスよりもモーターの回転数や出力を上げ、走行性能をバージョンアップするとともに、10・15モードで「35.5 km/L」という当時において世界トップレベルの低燃費を実現しました。縦列駐車が苦手な方向けの「インテリディントパーキングアシスト」機能など、世界初の先進技術を搭載していることでも話題となりました。
3代目プリウス(ZVW30、PHV ZVW35)
エンジンを1.8リッターに拡大し、高速走行時の燃費を向上するとともに、2.4L車並みの動力性能を実現しました。
4代目プリウス(ZVW50)
アグレッシブなデザインにチェンジしたモデルです。さらなる燃費向上を図るとともに、走行時のエンジン音が気にならないよう低振動・低騒音化が施されています。